株式会社エコブランド代表Blog

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[環境]東京湾が死の海になっている

死の海だった東京湾! 身近な海の“今”を知る
東京湾は死の海だった?! 多摩川にアユが戻ってきたり、江戸前アナゴが店頭に並んだり、東京湾にはキレイになりつつあるイメージを持っていいた。しかし現実はまったく違っていた。東京湾の生態系について長年調査を進めている東邦大学理学部東京湾生態系研究センター長の風呂田利夫教授に衝撃的な現実を教えられた。



いま、東京湾が死にかけています。護岸には生物の生息している様子はまったくなく、ただただ淀んだ水と砂の死の世界が広がっているのが現状です。その原因というのが富栄養化による赤潮の発生、増えすぎたプランクトンによって貧酸素状態が引き起こされ、周辺海域の生物が死滅するのです。


それではどうして富栄養化するのでしょうか?それは、東京の下水道システムにカギがあります。東京の下水道は、東京オリンピック前の突貫工事で造られました。オリンピックを開催するような都市が、下水道も整備されていない不衛生なところだと思われたくなかったのでしょうね。ただし予算や工期の都合上、この下水道は合流式下水道という方式で造られました。


合流式下水道は、雨水と汚水を同じ配管で処理する下水道です。効率的ですが、一たび雨が降ると下水道では処理しきれない水量が溢れるようになります。すると、溢れ出た下水は都内を流れる河川を通じて、そのまま海へと放流されます。下水にはキッチンやトイレから出た栄養分豊富な有機成分がたくさん含まれていますから、それが海の富栄養化へと繋がるわけですね。

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なので、国土交通省は合流式下水道の改善を進めています。しかし都内の下水道の大半は未だに手つかずであり、最近はさらにゲリラ豪雨なんてものまで発生していますから、家庭からの生活排水がダイレクトに海に流れてしまうケースが増えています。海の生き物は死滅し、海藻すらも生えない海が広がります。そして東京湾が死の海であるために対流が起こりにくく、ヒートアイランド現象の遠因となっているとも言われています。


東京湾はもともと、江戸前と言われるように豊かな生物多様性をもった遠浅の海でした。それが、護岸はコンクリートで埋め立てられ、人口増加に伴って生活排水が流入することで汚染が進み、生き物が住めない海になってしまいつつあります。東京都も現状ではマズイことに気づいており、湾にせり出した埋立地に港湾やコンビナートを設置して、本来の海岸線は干潟や自然の海岸を復活させるためにアクションプランを設定しています。


今ならばギリギリ間に合うのでしょうか。少なくともこの合流式下水道を分流式に変える公共事業であれば、政府紙幣を発行してすぐにでも取り組むべきだと思います。未来に豊かな生態系を残すことに投資をするのが、本来の景気対策になるはずなのですから。

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[環境]しんきゅうさん

家電製品を省エネ商品に買い替えた場合のシミュレーションが簡単にできるサイトがオープンしました。

しんきゅうさん
http://shinkyusan.com/

最近の家電製品の省エネ性能向上は素晴らしく、だいたい全体的に2004年以前のモデルであれば今すぐにでも買い替えた方がよいくらいに電気料金はおトクになったりします。実はテレビなんかは、大画面化が進んでいるせいか実は液晶・プラズマの方が消費電力が大きかったりして注意が必要ですな。


照明に関しても、今やほとんどの家庭で電球型蛍光灯が普及しているかと思いますが、さらにLED照明にするともっと省エネにすることができます。個人的にも2009年はこのLED照明がブレークするのではないかと読んでいます。液晶テレビのバックライトなんかにも採用されれば、エネルギー効率が劇的に改善しそうですね。


あとは、エアコンをなるべく使わないように断熱をキッチリすることが重要だったり。部屋のなかで窓がもっとも断熱効率が悪かったりしますので、二重窓にしたり断熱シートを貼ったりするといいかもしれません。まぁ、アルミホイルを貼るだけでも効果はありますが、見てくれが悪いですからね…


とはいえ、古来からの日本の家屋というのは断熱というよりは半分外のような形で四季と一体になっていた伝統がありますから、寒ければみんなで寄り添ってこたつに入る、暑ければ打ち水をして縁側に座るなんて方法が実はもっともエコロジーだったりします。旬のものを食べていれば、冷蔵庫もほとんど必要ないですしね。


高度に制御された家電製品に囲まれた生活もよいですが、あまりにも機能的に成熟しすぎると今度は人間がコントロールできなくなりますね。なるべくバランスよく、昔ながらの生活も取り入れていきたいものです。



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[環境]ギャルが農業をする時代

ギャル社長・藤田志穂さんが農業をやるニュースがいろいろと話題になってますね。若い人を中心に応援するメッセージだったり、Yahoo!知恵袋では相変わらず批判的なコメントが多かったり、とにかく農業に興味を持つきっかけとなる話題を提供していることは事実です。まぁネットの書き込みだけで行動しない人が97%なんでしょうが、それでもこのようなトレンドで終わらせない仕組みを構築できれば、ギャルを中心とした若者が農業に飛び込んでいくことでしょう。


実際、オイラも発起人として参画している「農家のこせがれネットワーク」では、すでに500人以上の若者がこの農業と都会を結ぶ取り組みに関心を寄せており、田舎で働き隊!という農水省の取組みにも多くの若者が参加しそうな勢いですね。そう、時代は農業なのです。エライ学者さんが食品の安全性がどうとか、政治家さんが食料自給率が何とかとか、眠たいことを言っている間にも若者たちは何が必要とされているかに気づいているのです。


農業にはとんでもない可能性があります。カロリーベースでの食料自給率の欺瞞など、いろいろと教えてあげたいことはたくさんあるのですが、それよりもまずは関心を持ったことには飛び込む行動力、それこそが若い人たちの魅力ですね。農業は甘いもんじゃないとか、とにかくできない理由を探す大人たちは放っておけばよいのです。何しろ彼らも、食べ物がなければ生きていけないのですから。


オイラは、農業をやろうとしている若者たちを全面的に支持します。



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[環境]風力発電の盲点

風力発電、近所で頭痛・不眠 環境省、風車の騒音調査
新エネルギーとして期待されている風力発電所の近くで、頭痛やめまい、不眠などの体調不良を訴える住民が増えている。原因は解明されていないが、風車から出る音が関係していると考えられており、環境省が調査に乗り出した。背景には、風車が人家近くに設置されるケースが増えつつあるという事情もありそうだ。



物事にはトレードオフという性質があり、何か利便性を享受するとどこかでデメリットが生じます。環境問題を論じる場合にはこのトレードオフを考えることが不可欠ですね。実際、風力発電などの自然エネルギーは風という無限の資源を電気に変える仕組みとして、夢のような技術だと思われていますが、実際には様々な問題があったりします。


1つはバードストライクという、鳥がタービンに激突することが挙げられます。そもそも風力発電が行なわれるような場所は風が常に吹いている風の通り道であり、風に乗って飛ぶ渡り鳥などがそのまま激突してしまうケースや、希少種の猛禽類の生態圏だったりする場合がありますね。実際日本では、国立公園や国定公園内の風力発電設置は規制されています。


そこで風力発電を設置するエリアというのは、自ずと人間が生活する場所に近くなります。以前、オイラが沖縄に行ったときも、集落のすぐ近くに風力発電の大きなタービンがあったりして、ビュンビュンと回っていたことを覚えています。低周波というのももちろんあるでしょうね。その因果関係を究明するには、まだまだサンプル数が少ないのかもしれません。


またマクロ的に考えると、風力発電によって風の力が弱まることも考えられます。風というのは大きな気候のメカニズムのなかでの空気の循環ですから、その力が弱まることによって気温だったり降雨に意外と影響があるのではないかと言われていますね。有名な例えでは、北京でチョウが羽ばたくとニューヨークで嵐が起きるなんていうバタフライ効果がありますね。もしかしたら風力発電の普及が気候変動の原因になっている可能性もあります。


ともかく、現在の火力発電や原子力発電と比較しても、風力発電のリスクは非常に低いです。我々が採るべき方向性としては、現在の電力使用の効率化と社会インフラとしての電力供給の地産地消なのではないでしょうか。何しろ、大きな送電線によるバードストライクの確率の方がよっぽど大きいわけですから。。


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[環境]日本の森林が第2の危機である

ニッセイ緑の環境講座に参加してきました。日本の森林が現在、歴史上第2の危機を迎えているということで、その現状分析についてのご講義を受けてみました。日本の森林というのは、ご存じのとおり多くの種類の樹木による多様な植生が維持されている、世界でも稀有な自然環境にあります。亜寒帯から亜熱帯まで、南北に細長い国土と高低差の大きな地形が織りなす多種多様な生態気候は、世界に誇れる日本の財産です。


「むかーし、むかし、あるところにおじいさんとおばあさんがおってな、おじいさんは山へ柴刈りに、おばあさんは川へ洗濯に行ったそうな」という、桃太郎の有名な始まりについても、“おじいさんが山に柴刈りに行く”という情景描写が入っています。柴刈りというのは、薪を拾ってくるという意味であり、山=森が昔ながらの生活において燃料を供給していたことを意味しています。


明治維新以前のこのような薪としての森林の利用方法の実態を調べる方法として、面白い事例を紹介してもらいました。それは、浮世絵に描かれた山の絵柄から当時の植生を推定するというものです。実際、Web浮世絵というサイトで、浮世絵と当時の写真が紹介されており、それと現在のGoogleMapsなどの画像と比較してみると、いろいろと分かってみますね。


たとえば、箱根宿の東海道五十三次のなかでの浮世絵と、明治初期の写真が以下の通りとなります。浮世絵ではかなり岩肌が露出した形で、ところどころに木が生えている様子が描かれていますね。同様に白黒写真のなかでも、芦ノ湖に突き出た半島やその後ろの山々にはあまり木々が生えていないことが分かります。

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そして、箱根の現在の様子をGoogleMapsで観てみると、ちょうど芦ノ湖に突き出た半島が恩賜箱根公園となって木々に覆われており、またその背後の駒ケ岳なども緑に囲まれていますね。


大きな地図で見る


つまり、これは我々のバイアスになっている部分でもあるのですが、昔は自然が豊かだった、ということはなく、むしろ現在の方が(明治30年に森林法が制定されて以降)森林は増加しているのだということが分かります。問題はこれらが人工林として、間伐など適正な管理を必要としている部分と、現在の林業従事者の減少と高齢化による森林の荒廃が挙げられます。


プラザ合意以降、円高によって日本の林業は海外の輸入木材に対して競争力を失い、多くの林業が廃業に追い込まれています。林業従事者の平均年齢は65歳と、すでに年金をもらう立場の人たちの片手間によってようやく細々と維持されているのが日本の森林の現状であり、これが第2の危機と言われる所以です。


逆に言うと、この分野には大きなビジネスチャンスがあります。2001年に改正された森林・林業基本法によって、日本の財産である森林を適正に保持する公共分野への投資が農林水産省の方針として明らかになっています。つまり、予算が取れるということですね。そして今ではこれら森林の役割は、水源としての治水目的から土砂流出防止、風水害防止、そして景観維持に至るまで有効であることが明らかになっています。コンクリートで河川を埋め立ててダムを造るよりも、山林を適正に維持した方がよりよい水がめになるわけですね。


林業を含めて、これら農林水産業にはとんでもないイノベーションの種が眠っています。何より「国破れて山河在り」、いくらビジネスが発展しようが国家の根幹を成すのは自然環境であり、第一次産業が国民のいのちを支えているのですよ。


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