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[イベント]低炭素社会をつくる

東京23区職員向けの「低炭素社会の実現―STOP地球温暖化!」シンポジウムに潜入してきました。東京23区の区長から職員が集まり、東京の地球温暖化対策を協議する会で、行政の動きを知るには絶好の機会でした。


いきなり登場したのが、東大総長の小宮山宏氏です。オイラが大学院にいた頃もまともに講義を聴いたことはなかったのですが、さすがは素晴らしいプレゼンをしてくれます。課題解決先進国としての日本の役割を再定義する形で、概ねオイラが考えているものと同様の日本の環境戦略を述べていました。

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少子高齢化によって人口増加が止まった現在、物質的には生産と廃棄がイコールになります。例えば自動車などは、新車の販売台数と廃棄される数が同じ440万台程度に落ち着いてきています。そこでトヨタをはじめとした自動車メーカーが目指すべきは新車の販売台数を増やすことではなくて、廃棄される自動車からいかにローコスト/ローエネルギーで新車に造り替えるかということです。


そうすると自然界から鉱物資源を搾取する必要がなくなりますから、エネルギーの問題さえクリアすれば高度循環型社会としての持続可能なパラダイムが出来上がるわけです。実は、日本では省エネ技術は他の追随を許さないほどのレベルを持っていますから、この分野でトップランナーとして世界の“課題先進国”となることができます。島国という閉鎖環境であることも、資源の循環という意味では重要な要素です。


日本のエネルギー消費は、製造部門(30.6%)と民生部門(39.1%)、発電部門(30.3%)でほぼ1/3ずつの構成となっています。発電部門の最終需要先は製造部門と民生部門に振り分けられますから、「ものづくり」と「日々の暮らし」という2つのセクターに分けることができます。「ものづくり」に関しては、福田ビジョンで提唱された“セクター別アプローチ”によって各論での対策が進んでいます。なので、今後課題となるのは「日々の暮らし」での省エネルギーとなります。


ここで重要となるのが、省エネ対応の進んだ新製品に買い替える場合の効果です。最近の家電製品などの省エネ性能の向上は目覚ましいのですが、一方で今もちゃんと使えている製品を廃棄してまで新製品に買い替える必要があるのか、それはむしろもったいないのではないかというのは誰しも思うところでしょう。


結論から言えば、今すぐ新製品に買い替えた方がよいです。


製造時のエネルギー消費を年間エネルギー節約分で割ったものをEPT(エネルギーペイバックタイム)と言いますが、2000年前後に製造されたものであればだいたい2年、2005年以降に製造されたものでも4年程度でエネルギー的には元が取れます。コスト的な部分では、2000年前後に製造されたものであればだいたい6年で電気代節約分が新規購入金額まで積み上がります。


行政に対しては、これらの買い替えを促進するような補助金や税制の優遇を期待したいですね。最近注目の太陽熱温水器に関しては、来年度から大々的に補助金が出るみたいですよ。小宮山先生に負けていられませんから、我が実家もエコハウスへと改造していきましょうかね。




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[イベント]建築家・隈研吾の原点

隈研吾さんの講演会に行ってきました。北京オリンピックのCMにも大々的に取り上げられた万里の長城の竹の家や、ルイ・ヴィトンの表参道店など、自然な建材を使った優美なデザインは多くの人々を魅了しています。そして、隈さんご自身も「美は自然との関係にある」と述べているように、周辺環境との調和を最優先にしてデザインしているということです。


そんな隈研吾さんの原点となっているのが、30代前半に訪れた高知県梼原町だそうです。この高知空港からさらに3時間もかかる山の中の小さな町には、隈研吾デザインの町役場と雲の上のホテルという、素晴らしい建物があります。ここで隈さんは自然材料の素晴らしさに出会い、これまでの工業デザインから脱却できたからこそ超一流になれたのだといいます。


実際、それからの隈研吾さんのご活躍は多くの人が知っていることでしょう。隈研吾さんのデザインは周辺環境の景観を壊すことなく控え目なトーンで、それでいて洗練された機能性を持つ優美さが何とも言えず魅力的です。実際にお話しされている隈さんのイメージも、まさにこのデザインと同様に控え目ながら自分自身のスタイルをきっちりと持っている印象で、とてもカッコよい方でした。

水/ガラス
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水面の上に浮かぶ、ガラスの会議室。海の湖面と水面がシンクロします。

那珂川町馬頭広重美術館
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屋根に杉をそのまま使っている。不燃加工の最新技術を使用。

北上川運河交流館
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北上川の堤防に埋め込まれるように造られた資料館。なかなか見つけられないそうです。


それにしても安藤忠雄さんといい、超一流の建築家はすべからくコンクリート建築を否定しますね。隈さんもコンクリート建築なんか、2級建築士の仕事だと言って憚りません。確かに、あんな型に入れて流し込むだけの仕事であれば、特別な技能など必要ないのでしょう。そしてこの偉大なるアーティストたちの視線がやはりエコロジーの方向に向いているというのは、偶然の一致ではないでしょう。10年先、20年先には当たり前になっている必然を示しています。


コンクリートを固めてきた20世紀が終わり、周辺環境との調和が図られる世紀となりました。そしてこの分野では、日本人は他の国の追随を許さないほどの職人技術を持っています。そんな日本の将来を楽観的に語る隈研吾さんの姿を観て、非常に勇気づけられた想いです。


自然な建築 (岩波新書 新赤版 1160)
隈 研吾
岩波書店 ( 2008-11 )
ISBN: 9784004311607
おすすめ度:アマゾンおすすめ度



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[イベント]生命保険の秘密、公開します

ライフネット生命主催の「生命保険、保険料の秘密公開ブロガーミーティング」に参加しました。出口社長自ら生命保険について、その収益モデルの仕組みを大公開するという、業界的にある意味タブーでもあることを教えていただきました。


生命保険は、加入する際に比較検討することがありません。基本的に営業される際には1社専属の生保レディさんなどが来て、他社との比較もしないままにおススメのプランに加入させられるというのが主流ですね。実際、オイラが勤めていた会社でも専属の生保レディさんがいたりして、そこで勧誘されて入る人も多かった記憶があります。


生命保険料は月8,000円~15,000円と、サラリーマン所得の5%程度を占める大きなものです。互助の仕組みが何かあったときのためのセーフティネットの役割をする、というのがよく言われるセールストークです。とはいえ実際の生命保険は複雑になりすぎていて、いざ病気になったときに自分の症状が保険適用となるかどうか、分かる人はほとんどいないのではないでしょうか。


はっきり言ってそれは異常です。顧客に対して理解が困難な商品を、他の保健商品と比較検討することなく加入させているわけですから、この生命保険という競争環境のない仕組みの利益率は相当高いのではないかと思われます。


そこでライフネット生命では昨年、「生命保険の原価」である付加保険料の開示に踏み切りました。付加保険料とは、保険金支払いの原資=純保険料 以外の、保険会社が生命保険を販売・運用管理するために掛かる費用です。つまり、会社としてこの付加保険料から従業員の給与や広告宣伝費、販売管理費を捻出しているわけです。もちろん、金融資産運用であったり企業としての利益もこの付加保険料のなかに含まれます。


この付加保険料を開示したことは、業界に少なからず衝撃を与えました。上場企業などでは財務情報を開示することは常識ですが、相互会社が大半の生命保険会社がその財務情報を開示するのは業界的にはタブーだったわけです。そのなかで付加保険料が純保険料と同等だったり、一部では付加保険料が純保険料の2倍に達しているところもありました。


加入者から見れば、月々の支払金額=純保険料+付加保険料 なのですが、実際に保険金として還ってくるのは 純保険料 のみとなります。つまり、付加保険料の割合が大きければ大きいほど、受け取れる保険金額が小さくなるのです。よく満期になると還ってくるタイプの生命保険もありますが、あれはあれでキチンと原価=付加保険料 を計算していますから、お得ということはありません。


この生命保険の純保険料に関しては、標準生命表という日本アクチュアリー会が出している年齢男女別の死亡率が使われています。この標準生命表を見るとまたビックリなんですが、男性の死亡率って女性の倍だったりするんですね。だから女性の保険料が安かったりするわけです。標準生命表の死亡率自体は、結構バッファーを持って設定されていますから、実際の死亡率というのはこの標準生命表のものよりも低くなります。この差分は死差益と呼ばれ、生命保険会社の主な収益源となっているのです。


これら生命保険の仕組みについて、我々はあまりにも知らないことが多すぎます。それは、保険業界が情報を開示してこなかったということもあるのですが、生命保険は税金と同じく加入して保険料を徴収されるのが当たり前だという、我々の無知にも問題があると思います。そんな旧態然とした生命保険業界に風穴を空けるライフネット生命の取組み、岩瀬副社長とも再びお会いすることができましたし、今後も応援していきたいものですね。





<参考>

1. ライフネット生命保険株式会社オフィシャルサイト
http://www.lifenet-seimei.co.jp/

2. 現在展開中の中山きんに君出演特別コント講座
http://www.lifenet-seimei.co.jp/special/

3. 出口社長の保険トレンドブログ「デグチがWatch」
http://www.lifenet-seimei.co.jp/deguchi_watch/

4. 岩瀬副社長のブログ「生命保険立ち上げ日誌」
http://totodaisuke.weblogs.jp/blog/

5. ライフネット生命保険社員ブログ
http://staff-blog.lifenet-seimei.co.jp/

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[イベント]ナマ勝間和代を観てきた

勝間和代さんの講演会に行ってきました。これまで、半分バーチャルな存在だと思っていたので、どんなプレゼンをするのか興味があって、MBA等々といった内容よりは話し方・振舞いを観察しに中央大学キャンパスに足を運んでみました。会場にはすでに向学心の溢れる若手社会人なんかがたくさんいたりして、こんな邪な気持ちでやってきてよかったのかどうか。。


講演の内容としては、全般的にMBAコースに入るメリットであったり、現在の厳しい労働環境を生き抜くために必要なフレームワーク思考、自分をGoogle化するITリテラシ、堅実な資産運用を行なうための金融リテラシといった、彼女の持論をそのまま展開するものでした。恐らく、初心者にも分かりやすく話そうということだったのであまり深い内容ではなかったのですが、焦燥や恐怖といった危機感を煽るような論調だったのでちょっとアジテーションっぽくなっていたカンジは否めませんでした。


彼女は恐らく優等生タイプなのでしょうね。幼い頃から親の期待だったり、相対評価が高いことに価値を置いてアイデンティティを確立している印象を受けました。なので、部分最適を繰り返すことによって効率化を図ってきたのかもしれません。その意味では、戦略的というよりは戦術的な内容に終始していますね。


もちろん、勝間さん自身のパーソナルブランディングでいえば、「最強のワーキングマザー」という称号がもっともしっくりくるような印象です。お金の専門家なんて掃いて捨てるほどいるので差別化要素にはなりませんし、このニッチトップの部分に特化して様々な仕掛けを展開した方が戦略的にはよさそうな気がします。


chaboの活動も理念は素晴らしいのですが、戦略性に関して言えば彼女のレゾンデートルからはズレているような気がします。世界の貧困救済はどちらかというと社会起業的な位置づけになってくるので、ただ単に印税からくるお金を寄付するという流れだと昨今のMC的なトレンドとは外れてしまいますね。せっかく内閣府の少子化対策に参画しているのに、このセクターでの慈善事業を行なわないのはもったいないです。


この辺りは当然、ご本人がもっとも自覚されているところでしょうし、マスコミや出版という斜陽産業によって形成された現在の人気が持続不可能であることは自明です。今後はもっと、フレームワークとか効率化といった戦術論ではなくて、勝間和代さん個人のライフワークに関するお話を聴いてみたいものです。



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[イベント]簿記のセミナーをやってみた

ひょんなことから、簿記3級講座の講師をやってみました。今度の2月に試験があるということで、1ヵ月で受かるために勉強会が開催されており、参加してみたわけです。オイラ自身にとっても、新卒のときに簿記2級を取って以来、まったく会計に携わることもなく5年も経ってしまったので、振り返るよい機会になりました。


お話しさせていただいたのは、「企業経営のなかにおける簿記の位置づけ」ということで、実際に起業してみてどんなところに簿記の知識が必要かをまとめてみました。実際に簿記の知識があると、いろいろな決算書類などが読めるようになるので経営には必須のスキルといえますね。お話ししたのは下記大きく3つのテーマです。

■簿記とは何か? 
会計には3種類ある
  -管理会計⇒企業内でのお財布の管理
  -財務会計⇒株主(投資家)・金融機関への公表
  -税務会計⇒税務署に申告する
簿記は、財務会計のための共通のルール(株主・金融機関が経営状況を見る)
簿記が必要なのは、経営者、企業内で経理事務をする人、投資家、金融機関の融資担当など

■単式/複式とは?
単式=こづかい帳、家計簿など、現金の出納状況を把握するためのもの
(売掛/買掛の信用商売や減価償却など、出金と入金のタイミングが合わないケースが)
時間の概念を取り入れた、複式簿記が発達
財務三表=賃借対照表(B/S)、損益計算書(P/L)、キャッシュフロー計算書(C/F)

■簿記における一般原則

①真実性の原則
 「会計原則を守ってつくられた報告書は真実とみなす」という原則

②正規の簿記の原則
 まず、会計の根本的なルール(会計公準)を前提として、取引はすべて記録され(網羅性)、
 入金や出勤にはすべての書類が揃っていて(検証可能性)、
 秩序正しく整然と帳簿類が整理されている(秩序性)、正確な会計帳簿を作成すること

③資本取引・損益取引区分の原則
 資本取引と損益取引を明瞭に区別する。出資金と利益は厳密に区別しなければならない。

④明瞭性の原則
 利害関係者が見やすく、必要な情報が得られる、中身を明瞭に表示した財務諸表をつくる。
 企業の状況が正確に把握できるようにしなければならない。

⑤継続性の原則
 会計処理方法や手続きは毎期継続して適用し、みだりに変更しないこと。
 利益の計算方法は変えないようにすること。

⑥保守主義の原則
 「会計の常識の範囲内で最小限の利益を計上しなさい」ということ。
 利益を出してしまうと配当と税金が流出し、企業の発展のために使える原資が減るため。

⑦単一性の原則
 銀行に見せるものも、株主に見せるものも、税務署に見せるものも、すべて同じ資料。
 相手によって中身を変えてはならないということ。

⑧重要性の原則
 見る人にとって質的、量的に重要なものは厳密に処理し、表示すること。
 重要でないものや細かいものは、簡便な方法でまとめてしまってよい。


とりあえず、この辺りまでお話ししたところで時間切れでしたので、まぁ概要には触れられたのかなと思います。簿記における一般原則なんかは結構難しいかと思いますが、継続性の原則、保守主義の原則、重要性の原則を意識しておけば、経営に関しては問題なさそうですね。いずれ、この辺りの話を含めて起業セミナーでも開催しますかね。。


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