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[イベント]建築家・隈研吾の原点

隈研吾さんの講演会に行ってきました。北京オリンピックのCMにも大々的に取り上げられた万里の長城の竹の家や、ルイ・ヴィトンの表参道店など、自然な建材を使った優美なデザインは多くの人々を魅了しています。そして、隈さんご自身も「美は自然との関係にある」と述べているように、周辺環境との調和を最優先にしてデザインしているということです。


そんな隈研吾さんの原点となっているのが、30代前半に訪れた高知県梼原町だそうです。この高知空港からさらに3時間もかかる山の中の小さな町には、隈研吾デザインの町役場と雲の上のホテルという、素晴らしい建物があります。ここで隈さんは自然材料の素晴らしさに出会い、これまでの工業デザインから脱却できたからこそ超一流になれたのだといいます。


実際、それからの隈研吾さんのご活躍は多くの人が知っていることでしょう。隈研吾さんのデザインは周辺環境の景観を壊すことなく控え目なトーンで、それでいて洗練された機能性を持つ優美さが何とも言えず魅力的です。実際にお話しされている隈さんのイメージも、まさにこのデザインと同様に控え目ながら自分自身のスタイルをきっちりと持っている印象で、とてもカッコよい方でした。

水/ガラス
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水面の上に浮かぶ、ガラスの会議室。海の湖面と水面がシンクロします。

那珂川町馬頭広重美術館
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屋根に杉をそのまま使っている。不燃加工の最新技術を使用。

北上川運河交流館
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北上川の堤防に埋め込まれるように造られた資料館。なかなか見つけられないそうです。


それにしても安藤忠雄さんといい、超一流の建築家はすべからくコンクリート建築を否定しますね。隈さんもコンクリート建築なんか、2級建築士の仕事だと言って憚りません。確かに、あんな型に入れて流し込むだけの仕事であれば、特別な技能など必要ないのでしょう。そしてこの偉大なるアーティストたちの視線がやはりエコロジーの方向に向いているというのは、偶然の一致ではないでしょう。10年先、20年先には当たり前になっている必然を示しています。


コンクリートを固めてきた20世紀が終わり、周辺環境との調和が図られる世紀となりました。そしてこの分野では、日本人は他の国の追随を許さないほどの職人技術を持っています。そんな日本の将来を楽観的に語る隈研吾さんの姿を観て、非常に勇気づけられた想いです。


自然な建築 (岩波新書 新赤版 1160)
隈 研吾
岩波書店 ( 2008-11 )
ISBN: 9784004311607
おすすめ度:アマゾンおすすめ度


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