レバレッジ
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世の中「絶対儲かる」「確実に値上がりする」といった株式投資の情報が溢れています.これらの真偽はともかく,情報としては片手落ちというカンジが否めません.それは八百屋さんや魚屋さん,下手したらその辺の子供まで知っている当たり前のことが抜けているのです.
商売をしている人はなるべく安く仕入れて,そこにマージンを乗せて売っています.株式投資の利回りはこのマージンに当り,当然利回りが良い=マージンが大きいということになります.このマージンは経済規模が大きければさらに拡大しますから,例えば1億円を年間10%で運用できれば1千万円の利回りを得ることができます.カンタンですね.
もちろん1億円なんて持っている人はそんなに居ませんから,フツーの人はもっと小規模で投資するか,信用取引などにより外部から資金を調達して運用することになります.信用取引では3-4%の金利で借りることができますので,コレ以上の利回りで運用できれば投資で暮らしていくことも夢ではありません.それで皆さん,利回りを追求しているわけですね.
さてココで注目したいのは,先の八百屋さんの例でいえばなるべく安く仕入れてという部分です.つまり資金調達をなるべく低金利で行なえば少々利回りが悪くても投資としては成り立つわけで,この金利と利回りの差がレバレッジと呼ばれます.消費者金融なんかは低金利で銀行から借り入れて20%以上の利回りで個人に貸し付けるレバレッジの典型のようなビジネスモデルです.
何も株式投資に限った話ではなく,例えば山形しあわせ銀行の住宅ローンで2%程度で資金調達してきて,新生銀行の円定期預金にて5.5%で運用できればそれだけで3.5%(税引き後2.4%)のレバレッジがあり,4,000万円借りれば年間100万円程度の収入は確保できます.
つまり仕入れの部分でコストを抑える,メーカーでは常識となっている部分で努力すれば投資も成功に近づくわけです.そんな資金調達のために必要なのはやはり信用力,この人にお金を預けても大丈夫だという風に認められることだと思います.個人としてのキャッシュフローが増大すれば,リターンも大きくなるのです.コレが「絶対に儲かる」方法ですよ.
![]() | 「投資バカ」につける薬 山崎 元 (2006/04/21) 講談社 この商品の詳細を見る |
- [2006/08/01 00:00]
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