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「三十歳までなんか生きるな」と思っていた

久々に重く心に圧し掛かるような本を読みました。

「三十歳までなんか生きるな」と思っていた

書店でフラフラしていたときにちょうど30歳の私の目に偶然留まった一冊ですが、読み進むうちに只者ではないような雰囲気を感じるようになりました。こうして感想を書くことすら難しい、読み終わっている自分自身が果たして内容を理解できているのか分からない状況で評価することは迷いました。


そのなかでも印象的だったのが、「主観と客観について」です。ビジネスにおいては自分自身の考えをある程度数値化して客観視することが求められ、それによってビジネスパートナーや顧客とのコミュニケーションを図る必要があります。そこにはある一定の暗黙知というか前提条件としての共通認識があるわけで、それはある一方向のベクトルへ進むことが当たり前となっています。そしてそれは売上高や利益といった経済価値で数値化され、その進捗状況が可視化されるわけです。


例えば、『富士山を観たことがない外国人に対して富士山とはどのような山であるかを説明する』とします。日本人に対しては、富士山というビジュアルはある程度の共通認識があり、たとえ富士山を直接観たことのない沖縄の人であっても学校の教科書や五千円札などでその姿を認識することができます。それを外国人に対して富士山を説明するとなった場合、「日本で最も高い山だ」と説明しても恐らくその外国人は自国の最高峰を前提としたビジュアルを想像することでしょう。「風光明媚な霊峰だ」と説明しても、その外国人はなんだか秘境っぽい高山を想像することでしょう。


このように我々が普段生活している狭いコミュニティにおいては、一定の前提条件に基づいたコミュニケーションがされており、ある個人の主観が客観に置き換えられやすい状況にあります。主観というのは個人が経験や知識に基づいて感じる価値観であり、それを別の人間に伝える場合、その他人は自らの経験や知識に拠って主観に落とし込むわけです。


つまり何が言いたいかというと、という安易な結論に達することも筆者は潔しとはしません。主観と客観みたいに、我々が普段何気なく感じ流しているような事象に対してその前提条件を考えることをこの本を読む中で要求されます。一段目の論理ではなく、もっと深い段階での思考を必要とされるような本なのです。


だから私が現在、榮倉奈々がカワイイと感じている現象について、それは私がこれまで榮倉奈々のようなビジュアル、あるいは雰囲気の女性に対して好ましく感じていた経験があって、それを友人に話す場合にはやはり友人にも榮倉奈々の魅力に対する前提条件が存在する必要があります。そして来年のNHKの朝ドラ主演が決まっているとはいえ、必ずしも榮倉奈々の知名度が高くない状況では友人以外の間柄で話題に挙げるには多少リスクが高くなります。


そしてこのような女性の好みに関する話題で盛り上がるためには、最大公約数的に男性が好むであろう要素を備えている女性を取り上げることが重要です。そうすると私は榮倉奈々よりも新垣結衣の方がカワイイと感じる男性が多いだろうという判断の下、営業トークなどでは新垣結衣の話題を出すことを選んでしまいます。


何が言いたいのか分からなくなりましたが、このようなケインズの美人投票的な選択によって、客観のために主観を押し曲げてきたことも事実として経験にあります。それを妥協というのか、大人になったというのか、筆者が高校卒業の際に記した「三十歳までなんか生きるな」というキャッチフレーズにおける30歳の人間の役割みたいなものを感じることができただけで、30歳という偶然でこの本を手にして良かったと感じることができました。



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