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会社は2年で辞めていい

「君ね、『石の上にも三年』という言葉があるでしょう。
    せめて三年は勤めないと、我慢ができない奴だと思われるよ」

「あまりに短期間で辞めると、将来、君の経歴の傷になる」

「転職で一度失敗したら、どんどん悪い方に転げ落ちていくから、覚えておきなさい」


会社は2年で辞めていい


“大人”である先輩の転職に対するアドバイスは基本的に否定的です。彼らはたぶん転職に対して十分な経験と知識を有しているわけではないはずなのに、職業選択のオプションを行使することを怖れています。その点、12回もの転職を繰り返した著者の論拠には説得力があります。3年で3割の新卒社員が辞めるということは、職業選択では30%程度の“失敗”を織り込んだ上でのリスク管理が重要になってくるということです。


基本的にはこれから就職しようとしている人、社会人経験の浅い人に対して、雇用の仕組みを経済や世代間格差の観点から解説しています。この著者が出色なのは、

[エクイティー階級:起業家、IPO長者]
[ボーナス階級:ファンドマネージャー、外資金融マン]
[サラリー階級:サラリーマン]
[フリーター階級:フリーター]

というように、経済的ヒエラルキーを可視化してそれぞれの特徴を説明したり、

“仕事のやり甲斐”=「他人の役に立っている実感」+「自分が成長している実感」

という風に因数分解して分かりやすくしている点です。これは就業経験のない学生にとって親切な書き方であり、ともすると“大人”から煙に巻かれてしまうような内容にも突っ込んで描かれています。資格取得に躍起になることは無意味、副業はできる限りした方が良い、といった独自の論理についても、著者の経験から納得のいく説明がされています。


会社を2年で辞めて良い理由は、会社という組織の不確実性にあります。私自身の経験でも、2年前27歳のときの転職活動を振り返ってみると、よく分かります。当時の私には3つの会社からオファーが来ていて、2005年当時で以下の状況での選択肢でした。

A: 誰もが知っている広告代理店のネット広告部門
B: モバイルコマースの草分けで東証一部上場
C: 未上場で知名度イマイチのIT企業

雇用条件的にはどれも変わらなかったのですが、将来の起業も視野に牛後よりも鶏口としての経験を求めてCを選びました。その結果、2007年現在ではAもBも株価が低迷していて、一方現在の勤務先であるCは新規上場してそれなりの評価を得ているといった状況になっています。たった2年で会社の株式市場からの評価が一転していることを目の当たりにしたわけです。


もちろん現在の勤務先も2年後にはどうなっているか分かりませんから、私なりに様々なオプションを行使できるように準備を進める必要があります。会社は2年単位で、キャリアは10年単位で考えろという著者の言葉通り、30代の10年をどのように過ごしていくかの戦略を練っています。そしてキャリアとしても、現在の会社でビジネスモデル立上げや財務指標に基づいた事業リスク把握といった実務に携わることが出来ており、私にしかできない価値がある程度構築できていることも感じています。


会社は2年で辞めていい、ただしオプションとポートフォリオを考えて。この本の著者に私が付け加えるとすれば、世間の評価からは逆張りを行った方が良いということでしょうかね。もちろん、自分自身の価値観に基づいて行動することが大前提ですが。


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