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餃子と古巣と

中国産の冷凍餃子を食べた家族10人が吐き気や体調不良を訴えた問題で、冷凍餃子から高濃度の農薬が検出され、JTなどメーカーが回収する騒ぎに発展しています。JTについては私の古巣である日清食品とともに加ト吉を買収し、3社で冷食部門を統合する方向で動いていましたが、加ト吉再建の出鼻を挫かれる格好で今回の事件が起こってしまった格好です。


私自身、品質保証部門にいたという経験もあり、今回の問題の経緯はとても興味があります。これまで食品業界で頻発していた賞味期限切れ問題などは単なる事務手続き上のミスであり、健康被害に繋がるようなケースではないという認識だったのですが、今回は実際に殺人未遂で捜査が入るレベルでの健康被害が出ているということで、法改正を含めた今後のリスクマネジメントが問われる事態に発展することが予想されます。


さらに今回は業界最大手のJTと生協が絡んでいるということで、食品業界全体において何らかの包括的な対応が迫られる可能性もあります。これまでコスト面の問題で棚上げになっていたICタグを使ったトレーサビリティ食品安全マネジメント規格ISO22000の標準化など、制度面での整備が進むきっかけとなることでしょう。そうするとこれら食品安全保障に伴うコストから商品価格が上がることは必至であり、原材料コストの上昇と併せて小売業へのインパクトも懸念されます。


私の古巣では、ちょうど私が退職した頃から食品業界に先駆けて残留農薬問題にいち早く対応する体制を構築しています。正直、これらの業務処理が膨大になる中でルーチンワークに時間を費やすよりもクリエイティブな業務をしていきたいということが私の退職理由の1つだったわけですが、この残留農薬に対応できる仕組みは今後の食品業界内においては評価が高くなっていくに違いありません。今回の事態を想定していたというのであれば素晴らしい判断能力ですが、実際にはアライアンスパートナーであるJTが関与しているということで微妙なところでしょう。


今後は格差社会において、“安全であると毒見された高価格商品”と“安全性に疑問がある低価格商品”という、リスクレベルでの価格体系が登場するのでしょうか。少なくとも安全にはコストが掛かるということを、国防問題なども含めて議論する必要があるでしょうね。


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