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ネット権は必要なのか?

映像・音楽配信を許諾不要に 「ネット権」創設、有識者が提言

過去に上映された映画などを許諾不要でネット配信できるようにする「ネット権」の創設などを柱とする特別法の制定を有識者団体が提言。煩雑を極める権利処理をネット限定で簡素化し、ネット上でのコンテンツ流通を活性化するのが狙いだ。



コレは一見するとよさそうなことが書かれていますが微妙ですね。もちろんネットでのコンテンツ再利用や権利処理の簡素化という“総論”については賛成ですが、新しい法律を作って著作権法とのダブルスタンダードにするというやり方は直感的にも単なる規制強化になるだけだと分かりますね。


そもそも「ネット権者」を放送局や映画会社、レコード会社といった“流通業者”に規定している時点で、これら業界の既得権益を守るための提言だということが分かります。著作権法で規定している権利者である「著作者」と利益相反する内容ですので、反発は必至でしょう。要するに内容的には著作者のコンテンツを流通業者が勝手に利用できる、mixiと同じことを言っているわけです。


インターネットの効用というのは、これら流通業者を中抜きにして著作者とユーザが直接コンテンツのやり取りができる仕組みにあるわけです。だからやり方としては現在の著作権法を改正して、著作隣接権や著作者人格権といった縛りを撤廃するのが筋だと思います。そしていったんネットなどに公開されたコンテンツについては、一次利用が償却できているわけですから、二次利用を自由にして新しいクリエイティブを誘発していくような仕組みにするべきです。


“流通業者”が考えるべきなのは、これら二次利用によって得られる経済的メリットをいかに著作者に還元するかというビジネスモデルの転換であって、現在のコンテンツビジネスを継続させる前提での議論は単なる思考停止でしかありません。インターネットの仕組みを使えば世界を市場にできるのに、なんで護送船団を強化する方向性になるんでしょうかね。経団連の提言の方がよっぽど革新的ですね。


参考URL:

「ネット法」の発表で考えた、日本人と「フェア」概念 by ISOLOG


「ネット法」について by 池田信夫blog


通信・放送融合時代における新たな情報通信法制のあり方 by 経団連

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「ネット権」創設、有識者が提言 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0803/17/news105.html 「デジタルコンテンツの配信・流通の加速」には大賛成ですが、下記の部分が見直されない限りは、むしろ、新たなネットサービスが出てくる萌芽を潰してしまうことになり?... …
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