ライフネット生命保険

2008年04月20日 00:00 |[あとで読む]

ライフネット生命保険副社長の岩瀬大輔さんの講演を聴く機会がありました。東大在学時に司法試験合格、外資コンサルからハーバードMBA留学し、日本人で4人目の成績上位5%で卒業した経歴を持つ、学歴ヒエラルキーにおいて頂点を極めたといえる方です。本来であれば法曹や官僚となっていたであろう優秀な方が、ゼロからインターネットでマーケティングを行なう生命保険会社を立ち上げるということで、注目していました。


許認可制の規制業種である保険業界は、日本で最後まで残った護送船団の1つです。40兆円超という市場規模に加え、保険料の50%以上が販管費の非効率な経営が行なわれている企業が大半を占めています。1年間で半数が入れ替わるような保険のおばちゃんによる営業部隊や昨今問題になった不払い事件など、傍目から見てもマズい経営についてはインターネットを利用すればかなり効率化できるのではないかと思います。


そんなわけでライフネット生命保険は成功する確率が非常に高いベンチャーです。参入障壁である免許も無事クリアし、40兆円の巨大な市場にインターネットを使った効率化を提案するのですから、少なくともベンチャーが成功する"参入障壁""市場性""効率性"という三大条件は満たしているといえます。


このような日本一優秀な人が日本市場の閉鎖性を打破するために起業するということは、非常にインパクトが大きいことだと感じます。少なくとも10年前であれば、個人の選択としても新規ビジネスとしても考えられなかった挑戦です。もちろん生命保険としても、掛け金が安くて保障内容がシンプル、透明性の高いサービスを提供してもらえれば、私も含めた既存の保険ビジネスへの不信を根底から変えることに繋がるはずです。


是非成功してもらいたいですね。期待しましょう。


コメント

    コメントの投稿

    (コメント編集・削除に必要)
    (管理者にだけ表示を許可する)

    トラックバック

    この記事のトラックバックURL
    http://taishibrian.blog9.fc2.com/tb.php/768-42bd9205
    この記事へのトラックバック

    [ビジネス]起業するための現実的な選択

    一般的な言葉尻的な話で言えば、起業=ベンチャーという形で語られることが多いですね。ホリエモンをはじめとしたヒルズ族のイメージで、ITベ...

    最近の記事