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青少年ネット規制について

概ね青少年ネット規制法案が成立されない見通しとなったところで、この百害あって一利ない法案について一意見を述べてみたいと思います。

個人も含む全てのウェブサイトの管理者は、上記の有害コンテンツの基準に合致した場合、サイトを丸ごと未成年が入れない会員制にするか、フィルタリングソフトへ自らのサイトをフィルタ対象として申請することなどが、求められます。(3条1項)
全てのISP、ASP事業者などには、有害コンテンツの削除やサービスの停止が求められ、従わない場合の罰則も設けられます。結果としてウェブコンテンツの削除は行われることになります。(3条)


これは青少年や未成年といった枠組みに関わらず、既存のWebページ全体に規制が発生する形となります。このBlogなんかでもちょっと過激な表現があれば規制の対象になる可能性があり、FC2などの検閲が義務化されるというトンデモない法案なのです。


こんな道理が通ればコンテンツプロバイダーが自由な発想で表現する『表現の自由』が阻害されることは必須ですし、いちいち検閲を行なうコストもバカになりません。一生懸命アクセス数を増やす努力をしても、“不適切な表現”が1つでもあればたちまちアクセスできなくなってしまうなんて、1ブロガーとしても納得いく内容ではありません。


第2条の2(青少年有害情報の定義) この法律において「青少年有害情報」とは、次のいずれかの情報であって、青少年健全育成推進委員会規則で定める基準に該当するものをいう。

1. 青少年に対し性に関する価値観の形成に著しく悪影響を及ぼすもの
2. 青少年に対し著しく残虐性を助長するもの
3. 青少年に対し著しく犯罪、自殺又は売春等を誘発するもの
4. 青少年に対し著しく自らの心身の健康を害する行為を誘発するもの
5. 青少年に対するいじめに当たる情報であって、当該青少年に著しい心理的外傷を与えるおそれがあるもの
6. 青少年の非行又は児童買春等の犯罪を著しく誘発するもの


有害の定義も曖昧です。とにかくありとあらゆる過激な表現をシャットアウトできるように法律では包括的な表現になっているようですが、それは逆に適用範囲が広範に渡ることを意味します。というか、こんな無菌状態の環境を提供することが青少年の育成にとって本当に良いのでしょうか?そもそもその議論が成されていない段階でとりあえず規制しようというのも本末転倒な気がします。この内容は、とりあえず歌舞伎町は青少年の育成に悪影響を及ぼすので、新宿への青少年のアクセスは規制しようというようなモノです。


この悪法に対してネット業界側からも動きがありました。マイクロソフトヤフー楽天DeNA、そしてフィルタリングソフトを提供するネットスターが共同で『青少年インターネット規制法案に対する意見および保護者とともに行う自主的な取組みについて』という意見書を発表しました。要するに、法案という大上段からの規制は余計なお世話、業界の自主努力にまかせろというわけです。


もちろんネットユーザにもできることはあって、例えばこの法案を提出した高市早苗衆院議員の地盤である奈良2区において、反規制法案キャンペーンを大々的に行なえば、彼女も真っ青になって取り下げることでしょう。天理市なんかは特に宗教がらみの組織票が結果を左右するでしょうから、この法案が宗教活動にも制限を加える内容であることを示せばよいのです。


「ほんの少しの安心と引き換えにいちばん大切な自由を手放す人は、自由も安全も享受する資格がない」


我々にとって大切なのは、自由に情報にアクセスできてそこから取捨選択を行ない、自分に必要な価値観を築いていける環境を持つことです。インターネットはその可能性を飛躍的に拡げてくれるツールなのですから、そこに規制を加えることは我々の可能性を制限することに他なりません。形のないものなので見えにくいですが、とても大切なモノを失おうとしていた事実に、多くの人々にもっと気づいてほしいですね。


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