2008年05月01日 00:00 |[あとで読む]
いつからだろう、波風を立てずに過ごすことを覚えたのは。
いつからだろう、本気で泣いたり笑ったりしなくなったのは。
いつからだろう、このままでよいのか?という自問自答をしなくなったのは。
テレビからインターネットへと、仮想的に物事を知ったような感覚になることが増え、結果、現実社会ではなんとなく冷めて物事を見てしまいがちになっていることを自覚しています。こんなとんでもないことがあった!なんてことへの対処法も、ググれば見知らない誰かの経験談がアーカイブされていますし、芸能人の話題などがごく近しい人という感覚で日常会話に登場することもしばしばあったりしますね。
この本は「読み物」としてページをめくるだけならば、まったく価値はないでしょう。1ページにはただシンプルな言葉が並ぶのみで、読み流すならばものの10分で読了してしまいます。ただ1つ1つの言葉が深く、重いのでそれを自分の内部に受け止め能動的に思考することは大きな価値を生むことに繋がります。そんな言葉の一例と私自身の受け止め方を紹介します。
『人を好きになることが最強のエンターテイメントだ。』
その昔、家庭教師をやっていたときに生徒の親から「子どもがゲームばっかりやって…」という相談を受けたりしました。私自身、ゲームは好きですし否定するつもりはないのですが、思春期の時間の使い方を親が心配するのも理解できます。そして「恋愛すれば、ゲームなんてやるヒマなくなりますよ」とそのときに答えたことを覚えています。
それこそ自分が思春期に経験したことを実感を持った言葉であり、いろいろ伝聞で見知った言葉を並べるよりも心配する親に対して説得力を持った言葉として映ったことでしょう。生徒の親自身の思春期を振り返るきっかけとしてその言葉を受け取ってもらい、子どもをもっと信頼してコミュニケーションを図っていこうと考えてくれるようになりました。
もちろんそのときはそこまで意識していたわけではありませんが、相手に能動的に考えてもらう言葉というのは受け売りで言ってはいけないという感覚は得られました。
年を取るに従って経験と知識が増えてきますが、それを上回るような伝聞情報がメディアやWebから手に入ります。すると実感を伴った言葉というのがどうしても少なくなっていき、あるとき話している自分とは別の人格が「こいつ何言ってんの?」という感覚で俯瞰している状況が違和感として出てきたりします。それを放置するのか、向き合うのか、速読やライフハックといった昨今の風潮とは違うジャンルの「思考のきっかけ」を得る本として、是非連休の時間があるときに読んでもらいたい本です。
いつからだろう、本気で泣いたり笑ったりしなくなったのは。
いつからだろう、このままでよいのか?という自問自答をしなくなったのは。
テレビからインターネットへと、仮想的に物事を知ったような感覚になることが増え、結果、現実社会ではなんとなく冷めて物事を見てしまいがちになっていることを自覚しています。こんなとんでもないことがあった!なんてことへの対処法も、ググれば見知らない誰かの経験談がアーカイブされていますし、芸能人の話題などがごく近しい人という感覚で日常会話に登場することもしばしばあったりしますね。
この本は「読み物」としてページをめくるだけならば、まったく価値はないでしょう。1ページにはただシンプルな言葉が並ぶのみで、読み流すならばものの10分で読了してしまいます。ただ1つ1つの言葉が深く、重いのでそれを自分の内部に受け止め能動的に思考することは大きな価値を生むことに繋がります。そんな言葉の一例と私自身の受け止め方を紹介します。
『人を好きになることが最強のエンターテイメントだ。』
その昔、家庭教師をやっていたときに生徒の親から「子どもがゲームばっかりやって…」という相談を受けたりしました。私自身、ゲームは好きですし否定するつもりはないのですが、思春期の時間の使い方を親が心配するのも理解できます。そして「恋愛すれば、ゲームなんてやるヒマなくなりますよ」とそのときに答えたことを覚えています。
それこそ自分が思春期に経験したことを実感を持った言葉であり、いろいろ伝聞で見知った言葉を並べるよりも心配する親に対して説得力を持った言葉として映ったことでしょう。生徒の親自身の思春期を振り返るきっかけとしてその言葉を受け取ってもらい、子どもをもっと信頼してコミュニケーションを図っていこうと考えてくれるようになりました。
もちろんそのときはそこまで意識していたわけではありませんが、相手に能動的に考えてもらう言葉というのは受け売りで言ってはいけないという感覚は得られました。
年を取るに従って経験と知識が増えてきますが、それを上回るような伝聞情報がメディアやWebから手に入ります。すると実感を伴った言葉というのがどうしても少なくなっていき、あるとき話している自分とは別の人格が「こいつ何言ってんの?」という感覚で俯瞰している状況が違和感として出てきたりします。それを放置するのか、向き合うのか、速読やライフハックといった昨今の風潮とは違うジャンルの「思考のきっかけ」を得る本として、是非連休の時間があるときに読んでもらいたい本です。





コメント
きつかわゆきお | URL | mQop/nM.
Re: ドラマで泣いて、人生充実するのか、おまえ。
こんにちは。丁寧に読んでくれてありがとうございます。
こうやって社会に投げた手紙を受け取ってくれる人がいることは嬉しいことです。
今後とも、よろしくお願いします。
( 2008年05月02日 15:25 [編集] )
住職 | URL | -
Re: ドラマで泣いて、人生充実するのか、おまえ。
をを!こちらこそコメントありがとうございます。
著者にまでチェックされているとなると、もっとキチンと自分の血肉にしなきゃいけないと身が引き締まる思いです。
( 2008年05月03日 20:20 [編集] )
きつかわゆきお | URL | mQop/nM.
Re: ドラマで泣いて、人生充実するのか、おまえ。
僕は、本というのは社会に向けた「手紙」だと思っています。ネットでレビューいただけるのは、その「返信」だと思って嬉しく思います。「本」だって2WAYなんです(^^)
深呼吸の本をスタートにして、以下の動きを始めました。
よかったら覗いてください。
http://www.demeken.net/kit_photo/cat50/
( 2008年05月05日 09:30 [編集] )
住職 | URL | -
Re: ドラマで泣いて、人生充実するのか、おまえ。
重ね重ね、ありがとうございます。
早速登録させていただきました!
http://d.hatena.ne.jp/taishibrian/
( 2008年05月06日 02:38 [編集] )
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