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[環境]ピラミッドの底辺

世界の人口は66億超、中国やインドを中心とした途上国の人口急増により食料と資源の枯渇が資源高に繋がっています。その中で40億人を超える貧困層の存在が環境負荷増大に拍車をかけており、その日の暮らしを送るために希少動物を狩り木々を伐採したり、麻薬やテロの犯罪に手を染めたり、先進国に住む我々にとっては信じられない野蛮な人種であるように見えているのが現状です。


貧困層は出生率が高く、ただし幼児死亡率や平均寿命では過酷な条件下にあります。第二次世界大戦以降の人口爆発の要因としては、労働力として子供を産む必要がある貧困層の存在がグローバル化によって拡大してきたことが大きいでしょう。アメリカを中心とした大量生産大量消費の資本主義下においてはGNPに表れる物質的豊かさのみが幸福の象徴であって、工業製品を導入していく過程でその国や土地の伝統的な暮らしを破壊していったのです。その結果、自給自足の生活を送っていた人々は都市に出てスラム街を造るようになり、そこにインフォーマルな社会が形成されていきました。


本来幸福というのは、GNPには計れない愛の経済(家族や近親者による養育・介護)や物々交換などの貨幣経済を介さない人間活動から総合的に判断されるべきものです。都市の浮浪者とブータン国民はどちらもGNPではほぼゼロの存在ですが、幸福さでいえばブータン国民の方がよほど豊かな生活を送っていることでしょう。物質社会における相対的弱者が強者の論理で搾取されている限り、そこには幸福は生まれないのです。


最近ではこの貧困層に向けたビジネスモデルBoP(Bases of the Pyramid)が注目を集めています。有名なところでは2007年度ノーベル平和賞を受賞したグラミン銀行のマイクロクレジット、そして携帯電話事業に派生させたグラミンフォンが貧困層における女性の人権向上に寄与しています。情報の非対称性により不利な条件で搾取されるしかなかった貧困層に対して、情報ツールとして携帯電話をビジネスとして普及させることによって“魚の釣り方を教える”わけです。その結果、貧困層の特に女性が出産して子供を働かせるという方法だけではない生活を送ることができるようになりました。





これらのBoPに対する取組みは今後活性化していき、世界を変えていくに違いありません。残念ながら物質的豊かさに染まりきってしまった我々日本人にとって、貨幣経済下での金銭的豊かさから脱出することは容易ではありません。日本人がまず考えるべきこととして、途上国の貧困層は野蛮な原始人ではなく向上心のある地球市民であると認識を改め、彼らを物質的豊かさ以外の価値観を学ぶ対象として捉えてみませんか。ピラミッドの底辺には40億人もの文殊の知恵が眠っているハズですから。


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2008-06-14 Sat 13:04 仮想本棚&電脳日記
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