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[News]硫化水素 |
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2008-05-14 Wed 00:00
「2ちゃんねる」が発端? 報道で悪循環 - 硫化水素自殺で都が対策検討会
最近になって特に問題視され始めた硫化水素による自殺問題、自殺者のみならず近隣住民まで二次被害が発生するということでネット上の書込みを削除せよという論調が強まっています。基本的にはネット上で「ラクに死ねる」「死体がキレイ」という形で、洗剤や化粧品を配合することで硫化水素を発生させる方法が記載されていて、潜在的な自殺志願者が実行するケースが多いようです。
マスコミ報道において、これら硫化水素自殺をセンセーショナルに扱う一方で、ネット情報を悪の巣窟のように扱う論調がいまだに多いです。そもそも年間35,000人を超える自殺者がいる中で、「カンタンに死ねる硫化水素自殺」というトピックと「ネット上で情報収集」なんて具体的行動パターンがマスコミによって流布されれば、それを実行しようとする者が現われて当然なわけで、さらに愉快犯的に自殺を煽るような書き込みをする低俗な輩も発生するわけです。 オープンかつフラットなネットの世界においては、例えば漂白用に使う硫化水素の発生リスクについて書かれたページもあれば、硫化水素よりも致死性が高いであろう有機系の薬品に関する記載もあったりします。ただしその情報は、目的を持って検索されなければ普通の人の目には触れるはずのないものであり、マスコミがその情報に到達させるようなヒントを流しているというリスクも考えなければいけません。そしてそれを削除せよなんて後手の対策はいたちごっこでしかなく、練炭の次は硫化水素、その次は。。。という悪循環に陥るだけです。 WHOでは自殺予防ガイドラインとして、メディアが遵守すべき自殺防止への報道のあり方を定義しています。 http://www8.cao.go.jp/souki/tebiki.pdf(PDFファイル) ●写真や遺書を公表しない ●自殺の方法について詳細に報道しない ●原因を単純化して報じない ●自殺を美化したりセンセーショナルに報じない ●宗教的・文化的な固定観念を用いない ●自殺を責めない これらは逆に現在のマスコミの報道姿勢をそのまま示している感じすらするような内容です。そして格差社会、勝ち組負け組といった「相対的幸福感」を助長するような表現に溢れているのも事実で、自殺問題の本質的原因である「他人の幸福を目の当たりにしながらそれを手にできない不幸」をマッチポンプするかのような番組を垂れ流しています。 本来であれば自殺するまでもない、時間や環境の変化が解決してくれる問題さえも絶望的に感じさせてしまう閉塞感を作り出しているのは、ほかでもない日本社会自身です。一度レールを外れてしまったら二度とまともな仕事には就けない、大きな失敗をしてしまったら二度と世間に顔見せできない、という異常なプレッシャーを与えている日本社会こそが狂っているのです。 硫化水素で自殺する人が1日20人もいるのが問題なのではなく、1日100人も自殺者がいる社会が問題です。木を見て森を見ないこの論調は、いつまで続いていくのでしょうね。 |
この記事のコメント |
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相変わらず某掲示版の硫化水素自殺スレッドには煽るだけの愉快犯が多いようだ
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