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[真面目]種の起源

国立科学博物館で行なわれていたダーウィン展に行ってきました。この週末が最後ということでのギリギリのタイミングになってしまいましたが、生物進化の過程において自然選択説を発見したチャールズ・ダーウィンの生き様について、その歴史的発見の経緯をガラパゴス諸島などへの冒険譚とともに振り返る内容です。学生時代に生物学を学んだ者としては、興味を抱かざるを得ない内容です!!


まずダーウィンの生い立ちですが、陶器メーカーとして有名なウェッジウッド家と姻戚関係にあったため、割と裕福な環境で研究に没頭できたようです。ダーウィンの母はウェッジウッド当主の娘であり、ダーウィンの妻もウェッジウッド家から嫁いできたということです。生物の形質が“ゆるやかに変化している”いう概念自体は祖父エラズマスから教えられ、聖書の万物の創造といった考え方に対しては否定的だったようです。ただ学校の勉強は嫌いで、外に出ては昆虫採集や地質学に没頭していたという少年時代でした。


ダーウィンに変化が訪れたのは、かのビーグル号の南米地理測定に乗船することになったときです。大西洋からマゼラン海峡を経てガラパゴス諸島に達し、ゾウガメやフィンチの形質から生物種の系統樹に関する着想を得たことは有名ですね。実際にダーウィンは何万点もの植物や昆虫の標本を採取し、それをイギリスに持ち帰っています。それらの調査は現在でも続けられており、いかにダーウィンの調査が質的にも量的にも素晴らしかったかを物語っています。


自然選択説自体はマルサスの「人口論」にヒントを得て、環境変化による競争が最適な種を選択的に淘汰していくという理論を確立しています。驚くべきはダーウィンが帰国後、早々に自然選択説による進化論をまとめていたにも関わらず、20年近くもその公開を躊躇っていたということです。当時の宗教観でいえば万物創世を否定する内容であり、種の変性などが信じられていなかったからです。


そんな中ダーウィンが進化論を発表したのは、同様の内容を含むウォレスの手紙を受け取ったことがきっかけでした。ダーウィンはウォレスと共著という形で論文を発表し、現在でも読み継がれる名著『種の起源』を刊行するに至りました。また懸命の介護にも関わらず娘を幼くして亡くし、神の存在よりも死自体を自然現象として達観したことも原因といわれています。


実際の展示では生きたゾウガメやガラパゴスイグアナも観られたり、なかなか工夫を凝らした内容になっていました。時系列でダーウィンの足跡を振り返るとともに、進化論自体がどのように構成されていったのかが分かる内容となっています。ダーウィンが自説を証明するために行なった実験や動植物などの標本も展示されており、ちょっと生物学をかじった者ならば感激するような内容です。


本当に驚くべきは、これら世紀の発見がたった150年前に為されているということと、現在我々が信じている説自体もまだ仮説でしかないということです。DNAに関しては発見されてからまだ100年足らずですし、遺伝子工学がPCR法によって本格的にDNA解析が行なわれ始めたのは90年代からという、まだまだ序の口の学問なのです。我々の全能感を真っ向から否定してくれるような、壮大な発見が今後も行なわれることを期待しましょう!


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