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[ビジネス]起業するための現実的な選択 |
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2008-06-29 Sun 00:00
一般的な言葉尻的な話で言えば、起業=ベンチャーという形で語られることが多いですね。ホリエモンをはじめとしたヒルズ族のイメージで、ITベンチャーで成功して上場した経営者は札束でやりたい放題やっているなんてイメージがメディアを通じて流布された残滓なのかもしれませんが、実際にはラーメン屋を開業するのも趣味でまとめていたBlogの内容を本で出版するのも起業であって、そう考えると実に様々なところで起業の機会というのは広がっています。
オイラ自身は幸い?にも、ITベンチャーの中で生き残って上場した数少ない企業で上場前/上場後のダイナミズムを経験しています。上場前はそれこそハンパない勢いで意思決定を行ない、売上げ至上でキャッシュフローを回し、とにかく規模拡大を図ることで事業の継続成長性を担保していました。ほとんど利幅のない代理店ビジネスなんかにも手を出したりして、とにかく売上げを前年よりも、前月よりも積み上げることが重要視されたのです。それは東証の上場審査に通りIPOを果たすため、という目的の1点です。 上場後は、逆に利益率が問われるようになってきました。個人の業務レベルでも工数はかかっている割に業績が伸びない事業は淘汰され、新規事業を行なうのにも様々な審議が必要になりました。昔だったらとりあえずやっちゃえ!みたいな勢いだったレベルの新規事業でも、会社の看板を汚さないかとか、業界全体の秩序にどのような影響を与えるとか、体面的な内容での待ったがかかるケースも出てきました。
「ベンチャー起業」には意外なほどに制約事項が存在します。VCや出資者の声とプレッシャーにも傾聴しなければいけませんし、IPO自体がJ-SOX法などのコンプライアンス不況によってあまり魅力的ではなくなっている現実があります。そもそもWeb系の事業モデルであれば、さほどスタートアップ資金を必要としませんし、「ベンチャー起業」できるような参入障壁の低い業界はそもそも資金力が差別化要因になることは少ないでしょう。 そういう経緯を踏まえて、オイラ個人が“ベンチャー”を経験した上で起業するのであれば、「スモールビジネス起業」をオススメいたします。本来、起業をしたいと考えるような人は何かしらの「世の中を変えたい」であるとか「自分の好きな仕事をしたい」というような情熱を持っているハズであり、そういった個人の情熱を具現化できるのが「スモールビジネス起業」なのではないかと思うのです。 岩瀬大輔さんのように、具体的なビジネスモデルは持っていないけど自分の能力を発揮したいという方は「他の起業家のスタートアップに参加する」なんて選択肢もアリかもしれませんね。もちろん、Blogなどでその人の能力を示しておく必要はありますが。「一般企業に就職して社内ベンチャーを立ち上げる」ことはあまりオススメしませんね。一般企業の配属なんて理不尽で、社内ベンチャーを立ち上げるような案件に巡り会う確率はそれほど大きくありませんし、サイバーエージェントなどのように社内ベンチャーが制度化しているところはまだしも、優秀な人材ほど既存事業を放り出して社内ベンチャーに手を上げることはリスクが高くなるような気がします。
別に週末でも副業でも良いですから、スモールビジネス型の起業をやってみることは大賛成です。サラリーマンでは体験しにくい、商流や資金繰りを意識するのは本業でも絶対に役に立ちますから。就業規定で副業を禁じているとか、憲法違反な理由を言ってみる前にとにかく行動してみればよいのです! |
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