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[書評]言われた仕事はやるな!

ついに株式公開を果たしたネットイヤー代表取締役にしてMBAホルダー、シングルマザーとさまざまな顔を持つ著者のパワフルな半自伝的仕事論です。スタンフォード大学を卒業するところから物語が始まりますが、そこの始まり方から日本で安穏と暮らす大多数にとっては異様な価値観をぶつけてきます。


「大企業のマネージャー職と起業の2つを天秤にかけ、起業の方がリスクが少ないから起業を選んだ。」


言われた仕事はやるな! (朝日新書 109)
石黒 不二代
朝日新聞出版 ( 2008-05-13 )
ISBN: 9784022732095
おすすめ度:アマゾンおすすめ度



自ら進路を選択し、自己責任で結果を出してきた著者にとって、新卒当時での男女雇用機会の不均等などは問題にならないほどのハードルだったことでしょう。多分に苦労があったハズなのに、さらりと経歴を流しながらブラザー工業の海外営業⇒外資投資銀行⇒スワロフスキーの事業立上げ・・・といったキャリアを経て、スタンフォード大学MBAに入学したときから彼女の人生観は一変するのです。


GoogleやYahoo!など、数多のIT創業者を生み出すスタンフォードについて、外から目線の訳知り顔で解説した本はたくさんありますが、その内部を詳細に語った本はほとんどありません。貴重な経験談と女性ならではの観察眼から世界のITをリードするスタンフォードの強さを語っている希有な本と言えるでしょう。個人的に面白かったのが以下のエピソードです。

■スティーブ・ジョブズがアップルをクビになったときの話

「自分には双子の弟がいて、そいつがこの(解任を告げる)電話を取っているんだと思った。
 これは自分に起こったことじゃないと自分に言い聞かせた。」
と彼は静かに語った。それ以上、口を開くものはいなかった。

私たちはシリコンバレーが失敗を許してくれることを学んでいた。
ジョブズだって失敗する。
しかし、ジョブズにさえ、失敗を受け止めることは、簡単なことではなかった。



■スコット・マクネリ(SUNの元CEO)の起業に関する講演

「起業したい奴は手を挙げろ」
⇒200名ほどいた学生のほとんどが手を挙げた。

「この中で自分は企業に成功すると思っている者だけ、手を挙げ続けろ」
⇒半分くらいの手が下がる。

「今、手を挙げている者で、成功する理由、自分がなぜ成功すると思うかを言ってみろ」
⇒ビジネスプラン?リーダーシップ?違う、100%運だ。

「心配するな、運がなくたっていい、失敗してもいい。起業なんてリスクじゃないからさ」
「起業して失敗する。それで無くすものなんて知れている。
 わずかばかりの自己資金か?ベンチャーキャピタルを損させることか?
 そんなものはリスクじゃないぞ。本当のリスクとは…会社が大きくなることだ。
 自分が背負いきれないほどの従業員とその家族、株主を抱えること。
 それが本当のリスクだ。」

起業なんてスタート地点だ。株式公開なんて途中経過だ。



起業を志す人のみならず、すべての職業人にとって彼女のような強さは羨ましく映ります。それよりも、彼女自身が失敗は経験に過ぎない、挑戦することに意味を求める(Good Try!)のオプティミズムを具体例を交えて語る姿勢は非常に魅力的です。言われた仕事はやるな!好きな仕事は自分で作り出せ!そんな叱咤激励が聞こえてくるようです。


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