[書評]60分間・企業ダントツ化プロジェクト
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ビジネスモデルについて、1.商品2.顧客3.競合4.収益シミュレーション5.タイミング6.メッセージという項目において戦略を立てる方法、『スター戦略構築法』を学ぶことができる本です。戦略とは何か―戦略とは優先順位を立てること、戦略とは見えないもの(プラン)である、戦略とは予測する力、戦略とは圧倒的な強さ(パラダイムシフト) といった形で、戦略を“60分”で創造する方法が書いてあります。
■Ex. ビール輸入会社の例
エジプトから輸入したビールを、お金をかけずに、バドワイザーと同じぐらい売りたい。ただし、エジプト人はイスラム教徒なので、そのビールを飲まない。
⇒ビールを売るという発想ではなく、エジプトのピラミッドを救済する運動を起こす。その象徴としてこのビールを使い、売上げの数%はエジプトのピラミッドやスフィンクスの顔の修復に使う。
http://www.venture.nict.go.jp/column/trenders/ozaki_1.html
このように、商品のカテゴライズに縛られることなく、販促方法にパラダイムシフトを起こすことでビジネスモデルは劇的に変化します。従来であれば努力して営業して販売店を開拓し、広告を打って認知度を上げ、消費者ニーズを拾って商品開発に反映する、、といった努力を積み上げるやり方が王道とされていました。いわゆる足し算によって売上げと利益は増大していくという考え方です。
しかしながら、足し算で何とかなる時代は20世紀で終わりました。経済も成長していませんし、個人のニーズもほぼ満たされている状態で、小手先のマーケティングを行なうことにどれだけの効果があるのでしょうか。それよりも理想的な顧客に出会うことの方が重要なのです。
1.説得しないでも、あなたの商品を「それ、ください」と言ってくれる
2.費用がかからず出会え、そして手間がかからない
3.さらに、他の顧客を連れてきてくれる
このような、理想的な顧客を発掘できるようなビジネスの特徴こそ、USP(ユニーク・セーリング・ポジション)というものです。競合他社が真似できないような強みを築き、高い参入障壁によって市場を支配することが重要です。
経営はカンタン、上りエスカレータになっている市場を見つけて、適切なタイミングで商品を投入し、ユニークな方法で顧客に周知すれば向こうから買い手がやってくる時代です。血と汗と涙で売り込む営業は終わりました、そう確信できるメソッドが書いてある良書です。
第1章 戦略は足し算ではなく、掛け算から生まれる
第2章 未来を予測する経営者
第3章 「経営なんて簡単なのに、なんでみんな成功しないのかなぁ」
第4章 理想の顧客に出会う方法
第5章 愚者は俺ならできると考える。賢者は愚者でもできることをやる。
第6章 ビジネスは大人が遊ぶ数字のゲーム
第7章 害虫になるか、それとも天使になるか?
第8章 購買欲求をシステマチックに高める方法
第9章 ヒラメキは、集中した思考の後に降ってくる
- [2008/08/06 00:00]
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